こんにちは、低身長トレーニーのサクパンです。
最近筋トレを始めた同僚にこんなことを聞かれました。

背中のメニューを教えて!
背中の日のメニューってどのように組んだらいいか、分からないことが多いですよね。
1番初めに行う種目は何がいいのか、何種類で何セットのトレーニングを行えばいいのかなど、
筋トレを始めたばかりだと、何が正解か分からないけどとあえずメニューを組んで筋トレする、ということがあります。
そこで、今回は、
低身長トレーニーサクパンの背中トレメニューを紹介します。
私の背中トレのメイン種目(一番初めにやる種目)は、高重量を扱える種目。
・デッドリフト
・懸垂
・ワンハンドロウ
残り2~3種目を背中のマシンで行っています。
今回はワンハンドロウをメイン種目として、背中を鍛えるときの、しっかり背中に効くポイントと、広くて分厚い背中を作るためのメニューとなっているので、是非参考にしてください。
背中の筋肉

背中のトレーニングで鍛える部位は、
・広背筋(こうはいきん)
・僧帽筋下部(そうぼうきんかぶ)
・脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)の3つを主に鍛えます。
広背筋は筋肥大すると横に大きくなり、背中が広く見えます。
ものを上から引く動作で鍛えることが可能。
僧帽筋下部と脊柱起立筋は筋肥大すると、背中に厚みを出してくれて、
背中のぼこぼこ感も作ってくれますし、僧帽筋下部と脊柱起立筋を鍛えることで、体の剛性も高くなります。
僧帽筋下部と脊柱起立筋は、体の前から後ろに物を引くことで鍛えることが可能。
背中に効くフォームと腕に利かない握り方
背中のトレーニングで一番感じることは、どこに効いているか分からないことだと思います。
なぜなら、背中は自分で見ることができないから。
そこで大事なのが見なくてもしっかり効くフォーム、
ケツの穴を締めてお腹をへこまし胸を張り、肩甲骨を寄せ肩を下げるフォームです。
これにプラスして、トレーニング中に物を引くときは肘が背中を過ぎるまでしっかり引ききるようにしてください。

ケツの穴を締めてお腹をへ
こまし胸を張り、肩甲骨を
寄せ肩を下げるフォームは、
筋トレをする際に必ず行う
ことで、狙った筋肉にけが
なくしっかり効くフォーム
です。
また、背中にしっかり効かせるには、腰や体の反動を使って引かず、肘が背中を過ぎるまで引くことが大事です。
グリップの握り方

背中トレの時に握力がすぐなくなってしまう人は、中指、小指、薬指でグリップをにぎるように意識してください。
背中トレ時に握力がすぐなくなる人は、人差し指をメインにグリップを握ってしまう傾向にあります。
指で一番力があるのは中指です。
中指の補助として薬指と小指を使うことで、前腕の大きな筋肉、尺側手根屈筋(しゃくそくしゅこんくっきん)と長掌筋(ちょうしょうきん)でものを引くことができます。
なので、中指、薬指、小指をメインでグリップ、を握り、人差し指と親指はだけに補助的に使うように意識することで、握力の消費を最小限に抑えることができます。

メニュー
ここから、ワンハンドロウをメイン種目とした、背中のメニューを4つ紹介します。
ワンハンドロウ
広背筋から僧帽筋下部、脊柱起立筋等、背中をまんべんなく鍛える種目で、広背筋から、脊柱起立筋を右側と左側を交互に鍛えていきます。

スタートポジションは、
ケツの穴を締めてお腹をへこまし胸を張り、肩甲骨を寄せ肩を下げるフォームを作ったまま、ダンベルを握ります。

支えている腕、膝、脚でふんばって、肘が背中を超えるまで引きます。

しっかり肘を伸ばした状態
で、背中が床に引っ張られ
ている状態でダンベルを引
いていきます。

メニュー内容
15回~20回引ける重さで左右合計3~4セット。

腰をねじって引かないよう
にしましょう。腰をねじっ
て反動をつけると背中の筋
肉を使わずに引いてしまう
ので、上半身を捻じらず背
中で引くようにしましょう。
脊柱起立筋に効きやすくなるので、ベンチ台は少し斜めに設定しています。

ケーブルプルオーバー
ケーブルプルオーバーは広背筋を鍛える種目で、頭の上から太ももの付け根にバーを付けきるまで引く動作になります。

フォームは、
ケツの穴を締めてお腹をへこまし胸を張り、肩甲骨を寄せ肩を下げるフォームのまま膝を少し曲げ、前かがみになります。
この状態がスタートポジション。

バーが頭の上にある時は、広背筋が伸びている状態(大円筋に効いている)、そこから太ももの付け根までバーを引くことで、広背筋を収縮させます。



ポイントは腰を丸めないよ
うに、常にフォームを作っ
ておくこと。また、肘は軽
く曲げ、グリップはももの
付け根にしっかり、付くま
で引きましょう。

メニュー内内容
10回~15回引ける重さで3~4セット。

疲れてくると、肘が曲がり
過ぎて三頭筋のトレーニン
グになりがち。肘は軽く曲
げる、フォームは崩さない
を徹底しましょう。

シーテッドロウ

シーテッドロウは僧帽筋下部と脊柱起立筋を鍛える種目です。
ケツの穴を締めてお腹をへこまし胸を張り、肩甲骨を寄せ肩を下げるフォームのまま前ならえをしてグリップを握ります。
この時に大切なのが、ほんの少しだけ上体を前に倒すこと。

ほんの少しだけ上体を前に倒したまま、
ケツの穴を締めてお腹をへこまし胸を張り、肩甲骨を寄せ肩を下げるフォームで体の剛性を高めたまま、肘が脇腹を超えるまで引きましょう。


足でしっかり踏ん張り、グ
リップは中指、薬指、小指
をメインで握りましょう。
肘が脇腹を通り過ぎるまで
引くことで、僧帽筋下部と
脊柱起立筋に効きます。
足のうらでしっかり踏ん張
ることを意識してください。
メニュー内容
10回~15回引ける重さで3~4セット。
上半身を後ろに倒し過ぎないようにしましょう。
上半身を倒してグリップを引くと、脊柱起立筋への効き方が甘くなってしまいますので、少し前かがみの状態で握力、腕の力、背中を寄せる力で引きましょう。
ラットプルダウン

ラットプルダウンは広背筋を鍛える種目です。
フォームは懸垂を行う時と同じで、
ケツの穴を締めてお腹をへこまし胸を張り、肩甲骨を寄せ肩を下げるフォームで、中指、薬指、小指をメインで握り、バーを引いていきます。

シーテッドロウと同様に、ひじが脇腹を超えるまで引ききりましょう。


体を少しだけ斜め後ろに倒
してバーを引くと、広背筋
に効きやすくなります。
反動を使ってもいいですが、
肘はしっかり引ききり、肘
を伸ばし切ってから上体を
戻すことを意識しましょう。
メニュー内容
10~12回できる重量で3~4セット。
腕トレと腹筋トレーニング
私は背中トレの日に二頭筋又は三頭筋トレーニングと、腹筋トレーニングを取り入れています。

次の日に、ベンチプレスを
行う場合は二頭筋トレ。そ
うじゃない場合は三頭筋ト
レを選択しており、腹筋ト
レーニングは腹直筋か腹斜
筋のどちらかをその日の気
分で選んでいます。
二頭筋トレーニング
二頭筋トレーニングは2種目
・ダンベルアームカール
・ケーブルアームカール
二頭筋トレーニングは基本、筋肥大を目的としたトレーニングで12~15回できる重量で3~4セット行います。
ダンベルアームカール
ダンベルアームカールは、ベンチ台を斜めに倒し、腕が伸びきった状態から、肩と肘を肯定して肘から先を曲げていきます。



ポイントは、上腕筋を狙
って肘の角度が90~80
度になるところで止め戻
していくこと。
二頭筋に短縮性収縮と伸
張性収縮を与え続けるこ
とが目的です。

ケーブルアームカール
ケーブルアームカールは上腕筋二頭筋頭長、短頭を狙うため、力こぶを作るように引いていきます。

腹筋トレーニング
腹筋トレーニングは4つ
・腹筋路ローラー
・レックレイズ
・アブドミナルツイスト
・かかとタッチ
腹直筋上部、腹直筋下腹部、腹斜筋、外腹斜筋を鍛えていきます。
腹筋ローラー
腹直筋は上と下に分かれていて、腹筋ローラーでは、腹直筋上部を鍛えていきます。

ポイントは、足はしっかり閉じて、フォームはケツの穴を締めてお腹をへこまし胸を張ること。
難易度が高い場合は、膝をつけて行ってもかまいません。

メニュー内容
10回×2セット
レックレイズ
レックレイズは、腹直筋の下腹部を鍛えるトレーニング。

ポイントは
・腰をそらさないように床につける
・足は45度まで上げ、床につかないギリギリのとことで止める

特に、足が床につかない
ところで止めた時に、腰
が反ってしまうので腰を
そらさないためにも、お
腹を丸めて、下腹部に力
を入れましょう。
メニュー内容
10~15回×3セット
アブドミナルツイスト
アブドミナルツイストは腹斜筋を鍛えるトレーニング。
(アブドミナルツイスト 写真)
ポイントは膝はずっと閉じたまま、腹筋をひねること。

楽にひねろうと考えずに
マシンに肩、膝、背中を
くっつけてしっかりひね
っていきます。
メニュー内容
15~20回できる重量で左右3~4セット
かかとタッチ
かかとタッチでは外腹斜筋を鍛えていきます。

レックレイズ同様、腰をそらさないように、
お腹をのぞきこみながら、指先でかかとをタッチします。
ポイントは、ひざをしっかり閉じること。

膝を閉じることで、さらに
腹筋に負荷をかけることが
できます。
メニュー内容
左右20~50回タッチ
結論
背中のトレーニングは、自分で見ることができないので、
どこに効いているのか、分かりづらいです。
そこでポイントなのが
・ケツの穴を締めてお腹をへこまし胸を張り、肩甲骨を寄せ肩を下げるフォームを意識すること
・肘が脇を通り過ぎるまでしっかり引くこと
この2つを意識するだけで、背中の筋肉への効果が高まります。
また、背中トレの日に、腕トレと腹筋トレーニングも合わせて行うことで、毎日ジムに行かなくても、各部位をまんべんなく鍛えることができます。
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