こんにちは、低身長トレーニーのサクパンです。
最近、職場の先輩にこんなことを聞かれました。

どうやったら、楽に走れるか
教えてほしい!
久しぶりにランニングをすると、体力の低下をものすごく感じますよね。
私も、ランニングの時間が取れなかった、社会人1年目や
コロナ禍の時にランニングができない環境だったので、筋トレばかりしていました。
そして、生活が落ち着き、改めてランニングを再開しようとしたら、息がすぐ上がるのはもちろん、すねの外側の筋肉(前脛骨筋)がすぐ疲労して、ランニング終了後には足に乳酸が溜まってパンパン。
続けるのがしんどいなと感じながらも、ランニングを再開して2週間後には、ある程度体力を戻せました。
そこでこの記事では、久しぶりにランニングを行う方、あまりランニングに慣れていないけど、ランニングに挑戦したい方のために
短時間で体力をつけるトレーニング
意識すると楽に走れてケガも避けられるランニングのフォーム
ランニング嫌いだった私が、ランニングを続けられるようになったメニュー
筋トレ+ランニングメニュー
を紹介します。
筋トレ+ランニングを始めたきっかけ

多くの人は、走るのってあまり好きじゃないですよね。
正直、私もランニングはまったく好きではありません。
なので、筋トレ1年目の時は、筋トレで体を大きくして、扱える重量を増やしたいと思っていたので、まったくランニングをしていませんでした。
しかし、私は身長が低いので、どんなに筋トレをしてマッチョになっても高身長マッチョには体の大きさ、扱う重量、どちらも勝てないと思い、差別化するために、筋トレ+ランニングをはじめました。
やみくもだった、筋トレ1年目でしたが、その時の失敗と挑戦が、ランニングをやらない=弱くなる、と錯覚してしまう今の私を作りました。
ランニング=長時間走ることで体力がつく?

ランニングのイメージは、長い時間走らないといけない、疲れる、だと思います。
確かに、ランニングでタイムを縮めるには、長い距離を長時間走ることにより肺活量と筋持久力を高め、
一定の速度でも、少ないエネルギーで走れるようになるためのトレーニングが必要です。
しかし、上記のトレーニングは、走るのが好きな方や、得意な方はできると思いますが、
私たちのようにランニングが嫌いな人は、短時間で楽に体力が付くランニングを行いたいと、思うでしょう。

そんな、うまい話しないで
しょ?と思っている人も
いると思いますが、うまい
話はあります!
そこで私が実践したのが、
閾値トレーニング、インターバルトレーニング、レペティショントレーニングです。
閾値トレーニングとは
閾値(いきち)トレーニングとは乳酸が血液中に蓄積され始めるポイントで行うトレーニングです。
目安は、ぎりぎり40分間速度を保てるスピードで走ること。
体が、有酸素運動から無酸素運動に切り替わる状態でトレーニングを行うことで、血液中に溜まった乳酸を、素早く処理できる能力を高めます。
トレーニング内容は
20~30分間、比較的速いペースで走る。
インターバルトレーニングとは
インターバルトレーニングは、体内で利用する酸素の量を、最大に保ったまま行うトレーニング。
目安は、ぎりぎり5分間速度を保てるスピードで走ること。
人は、安静時の酸素摂取量から最大酸素摂取量に到達するまでに1分20秒~2分かかり、
その、最大酸素摂取量を維持したまま走り続けられるのは11分が限界です。
なので、トレーニング内容は
走行時間2分~5分。
レストは走行時間以内。

1分20秒~2分よりも短
い時間で最大酸素摂取量に
到達させるために、インタ
ーバルのメニューを2本目
以降行う場合は、レストを
走行時間よりも短く設定し
ます。
レペティショントレーニングとは
レペティショントレーニングとは、正しいフォームで無酸素に近い速さで走るトレーニング。
目安は400mを全力に近い速さで走ること。
インターバルトレーニングとの違いは、短い距離を速く、正しいフォームで走るためにレストは走行時間よりも長めにとることです。
トレーニング内容は
200~400m走
フォーム
走るとすぐ足が疲れる方や、息が上がりやすい方は、フォームが崩れている可能性が高く、崩れたフォームでのランニングはケガに直結してしまうので効率のランニングフォームを紹介します。
足は外側に接地していないか?

私はO脚なので脚が外に開きやすく、何も考えずに走ると体が左右に揺れてしまい、その分疲れてしまいます。
そうならないためにも、走る際は、体の真下(重心)に足を踏み込むことで、体が左右に振られることなく、軸をまっすぐ保ちながら走ることができます。

足を前に踏み込み過ぎていないか?

速く走ろうとすると、体を前に進めようと、体の真下よりも、前に足を踏み込んでしまうことがあります。
この状態では、もも全体にものすごい力が加わり、足に疲労が溜まるだけではなく、肉離れを起こす危険が高まります。
前に踏み込むよりも、体の真下に足を踏み込むみ、足を後ろにしっかり引くことが大事です。

上半身は前かがみになっていないか?
疲れてきて、姿勢を保つのがしんどくなり、上体が前かがみになると地面からの力を体でとらえることができずに力が逃げて今います。
背筋をつかって背筋をのばして、体が一本の棒になるようなイメージで走ると、地面の力を使えて、脚も自然に前に出ます

呼吸は意識しているか?
フォームとは別に、ランニングは呼吸も大切。
呼吸はリズムを意識しましょう。
鼻から吸って口から吐くのがいいのか、口から吸って口から出すのがいいのか、鼻から二回吸って口から吐くのがいいのかは人それぞれですが、
呼吸のリズムをつかむことで走っている時の心の余裕にもつながります。
肺の中に新鮮な空気が入り続ける呼吸法は2-2法(2歩で息を吸って、2歩目で息を吐く)。
常に2-2法で走るためには練習が必要なので、ランニングの序盤や、遅いペースでのランニングでも、2-2法を意識して、自然に2-2法ができる状態にしましょう。
ランニングメニュー
紹介するランニングメニューは1500mの記録を縮めることを目的としたメニューとなっており、すべて、15分~30分以内で終了します。
・ランニングをはじめたい方
・筋トレ+ランニングを行いたい方
に、おススメなので是非参考にしてください。
また、すべてランニングマシンで完結するので
季節や天気に左右されず、継続しやすい内容になっております。

ケガのリスクも考えて1ヵ
月~1ヵ月半でを強度を上
げる挙げることをおすすめ
します。
ランニングをはじめたい方のメニュー

楽なペースのランニング
初めは、ランニングに体をならすため、心地いい速さ、目安は軽くおしゃべりができるくらいの速度で走りましょう。
トレーニング頻度は、週1回~3回。
楽なペースのランニングは走ることを習慣化させるのが目的です。

楽なペースでのランニング
は、楽だなとか、つまらな
いなと感じたら速度を上げ、
閾値トレーニングに移行し
ましょう。
閾値トレーニング
・時速7~10kmで20分間走
目安は、設定した速度を40分間、走りきれるかでトレーニング速度を決めましょう。

私は30分間走を行ってい
ましたが、イマイチ筋肥大
がしませんでした。
やはり、筋トレをしている
方は、ランニングを20分
以内で行った方がいいです。
設定した速度でのトレーニング期間は1ヵ月半~2ヵ月。
1ヵ月半~2ヵ月で速度に慣れたと感じたら、時速2キロ上げ、またトレーニング期間を1ヵ月~2ヵ月もうける。

もちろん、1ヵ月~2ヵ月
以内に速度の慣れを感じた
場合、トレーニング速度を
上げてもかまいません。
インターバルメニュー
・800m×2本
800mのトレーニング速度は、閾値トレーニングの設定速度にプラス4km。
または、1500m走の平均速度に設定する。

私の場合、1500mを5分
で走るので、800mのトレ
ーニング速度は時速18キロ
に設定しています。
人は安静時から最大酸素摂取量に到達するまでに1分20秒~2分かかるといいました。
なので、1本目終了後のレストは、少し心拍数が高い状態で始められるよう、1分~1分20秒とります。(レスト中は時速3.8キロのウォーキング)
レペティショントレーニング
・400m×3本
トレーニング速度は、閾値トレーニングの設定速度にプラス6~8キロ。
レストは、走ったタイム分休憩しましょう。
筋トレ+ランニングを行いたい方のメニュー

ここからは、筋トレを行いながら、1500mのタイムも縮めたい方向けのランニングメニューとなっており、ランニングに慣れいる方向けのトレーニングメニューです。
紹介するメニューは現在私が実践しているメニューでもあり、筋出力、筋肥大をさせながら、ランニング強化が見込めます。
トレーニング頻度は週3~4日。
インターバルメニューA
・800m×1本 レスト1分20秒
・800m×1本 レスト1分20秒
・400m×1本

レストは、時速3.8キロで
ウォーキング。
インターバルメニューB
・800m×3本 レスト1分20秒
レペティショントレーニング
・400m×5本 レスト1分20秒~2分
記録会メニュー
・1500m×1本(月2回)

1500mを1本だけ走る
トレーニングです。
以上、これらのメニューを行うことで、筋出力、筋肥大を高めながら1500m走を5分切ることができます。
トレーニングは1ヵ月半~2ヵ月行い、1500mのタイムが伸びない場合は、
乳酸処理能力を高めるためにも閾値トレーニングを取り入れながら、インターバルトレーニングとレペティショントレーニングを行う、という方法もあるので試してみて下さい。
まとめ
今回は、ランニングを楽に継続できるよう、正しいランニングフォームとランニング、呼吸法に合わせて、ランニングスピードが向上するトレーニング方法を紹介しました。
ランニングを始めたものの、きつくてやめた人や、何となくやめてしまった人は、正しいランニングフォームと呼吸法を知らなかっただけです。
この記事を最後まで読んだあなたは、正しいフォームで楽な呼吸法を知った先の記録を伸ばすことの楽しさと強くなっていく自分に酔いしれることが、きっとランニングが人生の一部になるでしょう。
コメント