こんにちは、低身長トレーニーのサクパンです。
筋トレ1年目の私はこんなことを思っていました。

サクパン
早くベンチプレスを100kg
挙げたい!
トレーニング始めたての私は、早くベンチプレスを100kg挙げたくて、ダンベル種目やインクライン種目をやらず、狂ったかのようにベンチプレスばかりやっていました。
案の定、筋肉はあまり発達しませんし、筋トレを1年間行っても、ベンチプレスの重量はマックス80kgしか上がりませんでした。
また、ベンチプレスばかりやっていると、大胸筋の外側ばかり発達して、バランスの悪い大胸筋が完成してしまいました。
しかし、デタラメなトレーニングを行っていた私でも、
1年で体重のプラス20kg挙げることができたのです。
そこでこの記事では、筋トレ歴10年の私が、筋トレ1年目の私に伝えたい、ンチプレスの重量を最速で上げていく大胸筋種目を紹介します。
ベンチプレスを最速で上げる方法
・ベンチプレスのフォームを完璧にする
・大胸筋上部を鍛えまくる
・三頭筋を鍛える
この3点を解説していきます。
自分のRMを知る
ベンチプレスをやるうえで、RMを知っているとトレーニングメニューの目安になるのでここで紹介します。
RMはレペティション・マキシマムの略で、1RMは1回挙げるのがやっとということです。
この表をご覧ください。
2回 | 3回 | 4回 | 5回 | 6回 | |
40kg | 42kg | 43kg | 44kg | 45kg | 46kg |
45kg | 47kg | 48kg | 50kg | 51kg | 52kg |
50kg | 53kg | 54kg | 55kg | 56kg | 58kg |
55kg | 58kg | 59kg | 61kg | 62kg | 63kg |
60kg | 63kg | 65kg | 66kg | 68kg | 69kg |
65kg | 68kg | 70kg | 72kg | 73kg | 75kg |
70kg | 74kg | 75kg | 77kg | 79kg | 81kg |
75kg | 79kg | 81kg | 83kg | 84kg | 86kg |
80kg | 84kg | 86kg | 88kg | 90kg | 92kg |
85kg | 89kg | 91kg | 94kg | 96kg | 98kg |
90kg | 95kg | 97kg | 99kg | 101 kg | 104 kg |
95kg | 100 kg | 102 kg | 105 kg | 107 kg | 109 kg |
100 kg | 105 kg | 108 kg | 110 kg | 113 kg | 115 kg |
105 kg | 110 kg | 113 kg | 116 kg | 118 kg | 121 kg |
110 kg | 116 kg | 118 kg | 121 kg | 124 kg | 127 kg |
115 kg | 121 kg | 124 kg | 127 kg | 129 kg | 132 kg |
7回 | 8回 | 9回 | 10回 | |
40kg | 47kg | 48kg | 49kg | 50kg |
45kg | 53kg | 54kg | 55kg | 56kg |
50kg | 59kg | 60kg | 61kg | 63kg |
55kg | 65kg | 66kg | 67kg | 69kg |
60kg | 71kg | 72kg | 74kg | 75kg |
65kg | 76kg | 78kg | 80kg | 81kg |
70kg | 82kg | 84kg | 86kg | 88kg |
75kg | 88kg | 90kg | 92kg | 94kg |
80kg | 94kg | 96kg | 98kg | 100 kg |
85kg | 100 kg | 102 kg | 104 kg | 106 kg |
90kg | 106 kg | 108 kg | 110 kg | 113 kg |
95kg | 112 kg | 114 kg | 116 kg | 119 kg |
100 kg | 118 kg | 120 kg | 123 kg | 125 kg |
105 kg | 123 kg | 126 kg | 129 kg | 131 kg |
110 kg | 129 kg | 132 kg | 135 kg | 138 kg |
115 kg | 135 kg | 138 kg | 141 kg | 144 kg |
この表を見れば、〇RM(〇回)挙げれると〇kg挙げることができるということを、一目で分かります。

例えば、80kgを10回
挙げることができたら、1
00kgを1回挙げること
がてきますよ、ということ。
必ず覚えてほしい基本フォーム
最速でベンチプレスを挙げるためには、けがをしないフォームでバーを挙げることが大切。
そこで、基本的なフォームは、
ケツの穴を締めてお腹をへこまし胸を張り、肩甲骨を寄せ肩を下げるフォームです。

実は、胸トレ、背中トレ、脚トレ、すべての筋トレはこの姿勢で行います。
ケツの穴を締めてお腹をへこまし胸を張り、肩甲骨を寄せ肩を下げるフォームで、ベンチプレスを行うことで、体の剛性を高めて、バーに体全体のパワーを伝えます。
足の位置は90度より少し深いぐらい。

足を踏み込む位置が深すぎ
ると、腰を反り過ぎて痛め
るので注意しましょう。

バーを下ろす位置は乳頭の上に下ろします。
乳頭よりも上にバーを下ろしてしまうと、
肩の力を使えて重さが挙がりますがインピンジメント症候群になってしまうので、バーは必ず乳頭の上に下ろすのを意識しましょう。


インピンジメント症候群とは
肩峰(けんぽう)と上腕骨頭
が肩峰下滑液包(けんぽうか
かつえきほうえん)を圧迫し
て、肩が詰まる感じや、痛み
を発生させる、症状です。
バーを挙げるときは、まっすぐ真上に挙げます。



疲れきたり、高重量に挑戦
している時は、バーを無意
識に斜め上に挙げてしまう
ことがあり、肩にダメージ
を与えてしまうので、どん
な時でも、バーを挙げると
きは意識してまっすぐ真上
に挙げましょう。
筋トレ時の調子を安定させるためには水を飲む

先週のトレーニングは調子が良かったのに、今日は調子が悪い時はありませんか?
睡眠や栄養は取っているつもりなのになぜだろうと、思うときがありますよね。
原因は体内の水分量が関係している可能性が高いです。
筋肉は水分を溜めこむタンクのようなもので、ため込んだ水分は筋肉のスタミナ保持や出力出すために使われます。
しかし、水分をあまりとらずにトレーニングをしてしまうと、筋肉の柔軟性がなくなり筋肉の動きが悪くなってしまうのです。
筋トレ中だけではなく、日ごろから水分を体にため込むためにも、意識して水を飲むようにしましょう。

飲み過ぎると水中毒になっ
てしまうので、1日2Lが
ベスト!
ベンチプレスメニュー
まず、ベンチプレスメニューの前に、現在のベンチプレスのマックスを測ってください。
そのマックスのマイナス20kgの重さで6~8レップ、5セットでメニューを組みましょう。
例えば、マックスが60kgなら40kgの重さで6~8レップ、4~5セット。
8レップ以上できるとか、8レップを3セットできるのであれば、次の胸トレから、トレーニング重量を5kgプラスして下さい。
ベンチプレスのメニューはこれだけです。全然細かくなくて簡単ですよね。

セットをこなすことが目的
なので、インターバルは測
らず、筋肉が回復するまで
休みましょう。(約5分)
部位ごとのメニュー

ベンチプレスだけでは、過去の私のように、重量の増加が遅くなってしまうので、大胸筋の上部、下部の種目を行い、大胸筋の筋肥大、筋出力のアップをさせていきます。
レップ数とセット数は8~12レップできる重量で4セット。
10レップが3セット連続で挙がるようなら、次回から重量をプラスしてトレーニングを行いましょう。
インターバルは筋肉が回復するまで休憩します。(約5分ぐらい)

プレートなら5kgずつ、
ダンベルは2kgずつ、マ
シンは1プレートずつ上げ
る。ケツの穴を締めてお腹
をへこまし胸を張り、肩甲
骨を寄せ肩を下げるフォー
ムを忘れずに!
大胸筋上部メニュー

最速で重量を挙げるためには、大胸筋上部の強化が必要です。
ベンチプレスは、大胸筋中部と大胸筋下部がメインで収縮しますが、大胸筋上部を鍛えることで
・大胸筋の収縮力(出力)が挙がる
・三角筋前部の強化により、出力の上乗せできる
・三頭筋の強化
が見込まれます。
さらに大胸筋の形がきれいになるというおまけつきなので、大胸筋上部をインクライン種目で鍛えていきましょう。

インクライン種目は肩に重
量が乗りやすいので、ケツ
の穴を締めてお腹をへこま
し胸を張り、肩甲骨を寄せ
肩を下げるフォームをしっ
かり意識して行いましょう。
インクラインベンチプレス(スミスマシン)

インクラインダンベルプレス

インクラインプレス

大胸筋下部メニュー
大胸筋下部は、ベンチプレスで使われる筋肉なので、収縮を意識してトレーニングしていきます。
ケーブルクロス

三頭筋メニュー
三頭筋は、ベンチプレスを行っている際、最後にバーを挙げきるときに力を発揮する部位です。
ベンチプレスやインクライン種目でもある程度発達しますが、三頭筋をピンポイントで鍛えると、ベンチプレス時、大胸筋より先に三頭筋がへばることがなくなります。
ケーブルトライセプスプレスダウン
ケーブルトライセプスプレスダウンは肩と肘を固定して、肘から下をしっかり伸ばしていきます。
(写真)
メニュー内容
12~15回できる重量で3~4セット

グリップはサムアラウンド
で握ることでベンチプレス
のバーを握っているように
トレーニングしていきます。
ケーブルトライセプスエクステンション
ケーブルトライセプスエクステンションもケーブルトライセプスプレスダウン同様に肩と肘を固定して、肘から先をしっかり伸ばしてきます。
(写真)

グリップは八の字に広げた
まま、トレーニングするこ
とで、三頭筋にしっかり効
きます。
1週間のメニューの組み方
ここで1週間のメニューの組み方を紹介します。
現在、私が今行っているトレーニング日程なので参考にしてみてください。
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
腕の日 | 休み | 背中 の日 | 胸の日 | 休み | 背中 の日 | 胸の日 |
胸の日は週に2回、急な予定が入ってトレーニングができない時は、
潔く休むようにしています。
また、部位のトレーニング間隔は2日~3日。
仕事が終わって18時から約1時間トレーニングをしています。
私の場合、ベンチプレスは週に1回取り入れるようにしていますが、
最速でベンチプレスの重量を上げたい場合は週2回はベンチプレスを行いましょう。

ちなみに、私は、金、土、
日に筋トレ後ランニングメ
ニューを取り入れているの
で、脚トレは行っていませ
ん。
まとめ
ベンチプレスの重量を最速で挙げたい場合は、大胸筋上部、下部を鍛えるようにしてください。
特に、大胸筋上部は、
・大胸筋の収縮力(出力)が挙がる
・三角筋前部の強化により、出力の上乗せできる
・三頭筋の強化
になるので、大胸筋上部を特に鍛えましょう。
また、筋トレ1年目はベンチプレスに慣れるためにベンチプレスを必ず種目に入れるようにしましょう。
ただし、ベンチプレスを種目に取り入れる場合は
絶対にけがをしないためにフォームは守ること!
重量にとらわれ過ぎず、綺麗なフォームで、ベンチプレスの記録を伸ばしていってください。
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