こんにちは、低身長トレーニーのサクパンです。
最近、トレーニングを始めた先輩がこんなことを言っていました。

俺、ベンチプレス100kg
挙げるのが夢なんだよねー!
先輩は、身長175cm、体重も80kgあるので、
100kgなんてすぐ挙がりますよ!
と伝えたところ、どんなメニューをしたらいいか分からないと答えました。
確かに、私も筋トレを始めたての頃は、
ベンチプレスを100kg挙げた先にはどんな景色が見えるんだろうと、ワクワクしていました。
そこでこの記事では、低身長男子がベンチプレス100kgを挙げるために実践したベンチプレスメニューを紹介します。
・ベンチプレスのフォーム
・低身長男子でもベンチプレス100kg挙げたトレーニングメニュー
・ベンチプレス100kg挙げるための体調管理とケガ予防
筋トレ初心者の方は1年~2年で、
筋トレ歴があって、ベンチプレスのMaxが80kg~95kgの人は
1年以内にベンチプレスを100kg挙げられるように、
私がベンチプレス100kg挙げるのにかかった4年分をまとめてお伝えしますので、
最後までお付き合いください。
誤解がないように私の基礎体力をお伝えすると、
身長164cm、体重63kg
小学2年生~高校3年生までサッカー部でしたが、弱小チーム
普通の男性よりも運動能力がない私でも、ベンチプレス100kg挙げることができたので皆さんも必ずできるようになります。
一つ私がもっていた特別な能力は、継続力です。

私は、ベンチプレス100kgを挙げたくて様々なトレーニングを試しましたが、
1年間ベンチプレスをやっても、マックス80kgが限界。
そこから90kgを挙げるのも1年かかりました。
体重を増やせばベンチプレスの重量は上がると聞いていましたが、
私のポリシーとして、その時の体重(63kg)でベンチプレスを100kg挙げたいという意思は譲れませんでした。
そして試行錯誤した結果、100kgを挙げられるようになったのは、筋トレを始めて4年後です。
ベンチプレス100kgを挙げるのに、私は4年もかかりましたが、ほかの人はどうでしょうか?
株式会社アルファメイルさんの記事を参考にします。
株式会社アルファメイルさんが男性280人を対象にベンチプレスを100kg挙げられるかの質問をしたところ、挙げらると答えた人は、
全体の9%でした。
また、ベンチプレスを100kg挙げられると答えた人に、100kg達成にかかった期間を聞いてみたところ、
半年~1年で達成した人は40%で1年~2年で達成した人が24%だったそうです。
つまり約70%の人が2年以内にベンチプレスを100kg挙げられたことになります。

継続すれば叶うことが証明
されましたね。
しかし、
「筋トレ初心者でも半年から1年でベンチプレス100キロ余裕です」
と、変に期待させることをいう人が時々いますが、
筋トレを10年間続けた私の意見を言わせていただきますと、これは半分正解、半分間違っています。
正解は、筋トレ初心者は半年~1年で体重のプラス20キロ挙げることは余裕です。
体重60kgの人はベンチプレス80kg、体重80kgの人はベンチプレス100kg挙げることが可能ということです。
実際に私がそうだったし私の周りもそうでした。
ただ、稀に3ヵ月で体重のプラス50キロ挙げました、という人がいますが、
遺伝子的にめちゃくちゃすごい人か、雑なフォームで挙げているので数か月後に大けがしている人なので気にしなくて大丈夫です。
上記の理論に当てはめると
24歳男性の平均体重が68kgとして、ベンチプレスを始めて半年~1年で88kg挙げることができ、
さらに1年~1年半後には108kg挙げることが理論上ではできます。
ただこの間には、けがや体調不良、環境の変化など思い通りにいかないことも含まれ
結果的にベンチプレス100kgを挙げるのが2年を超えてしまう可能性があります。
RMを使って確認

皆さんはRMをご存じでしょうか?
RMとはレペティション・マキシマムの略で、1RMは1回挙げるのがやっとということです。
2回 | 3回 | 4回 | 5回 | 6回 | |
40kg | 42kg | 43kg | 44kg | 45kg | 46kg |
45kg | 47kg | 48kg | 50kg | 51kg | 52kg |
50kg | 53kg | 54kg | 55kg | 56kg | 58kg |
55kg | 58kg | 59kg | 61kg | 62kg | 63kg |
60kg | 63kg | 65kg | 66kg | 68kg | 69kg |
65kg | 68kg | 70kg | 72kg | 73kg | 75kg |
70kg | 74kg | 75kg | 77kg | 79kg | 81kg |
75kg | 79kg | 81kg | 83kg | 84kg | 86kg |
80kg | 84kg | 86kg | 88kg | 90kg | 92kg |
85kg | 89kg | 91kg | 94kg | 96kg | 98kg |
90kg | 95kg | 97kg | 99kg | 101 kg | 104 kg |
95kg | 100 kg | 102 kg | 105 kg | 107 kg | 109 kg |
100 kg | 105 kg | 108 kg | 110 kg | 113 kg | 115 kg |
105 kg | 110 kg | 113 kg | 116 kg | 118 kg | 121 kg |
110 kg | 116 kg | 118 kg | 121 kg | 124 kg | 127 kg |
115 kg | 121 kg | 124 kg | 127 kg | 129 kg | 132 kg |
7回 | 8回 | 9回 | 10回 | |
40kg | 47kg | 48kg | 49kg | 50kg |
45kg | 53kg | 54kg | 55kg | 56kg |
50kg | 59kg | 60kg | 61kg | 63kg |
55kg | 65kg | 66kg | 67kg | 69kg |
60kg | 71kg | 72kg | 74kg | 75kg |
65kg | 76kg | 78kg | 80kg | 81kg |
70kg | 82kg | 84kg | 86kg | 88kg |
75kg | 88kg | 90kg | 92kg | 94kg |
80kg | 94kg | 96kg | 98kg | 100 kg |
85kg | 100 kg | 102 kg | 104 kg | 106 kg |
90kg | 106 kg | 108 kg | 110 kg | 113 kg |
95kg | 112 kg | 114 kg | 116 kg | 119 kg |
100 kg | 118 kg | 120 kg | 123 kg | 125 kg |
105 kg | 123 kg | 126 kg | 129 kg | 131 kg |
110 kg | 129 kg | 132 kg | 135 kg | 138 kg |
115 kg | 135 kg | 138 kg | 141 kg | 144 kg |
表の見方
一番左の縦列がバーの重さ、一番上の横列が回数。
一番左の縦列の重さを、一番上の横列の回数挙げることができたら、ベンチプレスのマックスは
〇kg挙げることが理論上可能ですよということ。
なので、100kgを挙げるのに最小の重さだと、80kgを10回挙げられないといけません。
7回 | 8回 | 9回 | 10回 | |
80kg | 94kg | 96kg | 98kg | 100kg |
この表を参考にして、ベンチプレスを100kg挙げたいのであれば、まずは80kgを10回挙げることを目標にしてみて下さい。
そんなことはわかってますよね!
100kg挙げるまでの過程のトレーニング内容を話すと、
綺麗なフォームで8レップ挙げることができたら、次回からトレーニング重量を5kg増やすことをおすすめします。
理由は
・6~8レップが筋肥大と筋出力が見込めるから
・80kgを100kgを挙げたところで100kgは全く挙がらないから
詳しくはこちらの記事から

レップとは回数のこと。
5レップ=5回挙げるとい
う意味です。
基本フォーム
ベンチプレスを行う時の基本フォームは
・ケツの穴を締めてお腹をへこまして胸を張り、肩甲骨を寄せて肩を下げる
・膝の角度は90℃~95℃
・足の裏は地面にべた付け
・バーを握るとき手首を返さない
・バーは乳頭に下ろし、肘はしっかり伸ばすようにバーをプッシュする
ケツの穴を締めてお腹をへこまして胸を張り、肩甲骨を寄せて肩を下げるフォーム
ケツの穴を締めてお腹をへこまして胸を張り、肩甲骨を寄せて肩を下げるフォームができていれば
背トレ、脚トレ、すべてのトレーニングを綺麗に行うことができるので、ベンチプレス100kg挙げるついでに覚えましょう。

脚の位置
脚の位置は、背中側に足を置くと、腰を反ってしまい腰痛の原因になってしまうので、脚のは膝が80度から90度に曲がる位置に置きます。
また、つま先で踏ん張ってしまうのも腰を反る原因になったり、膝を痛めてしまうので、足の裏全体で踏ん張りましょう。

手首を返さない
握り方は手首を返さずバーを握るためにも、バーを掌底に乗せることが大切。

ケツを穴を締めて胸を張り、肩甲骨をよせて肩を下げたままバーを握ります。

バーは乳頭に下ろし、肘はしっかり伸ばすようにバーをプッシュする

バーを乳頭の位置(大胸筋下部)まで下げ、大胸筋に触れたら、挙げます。

バーは矢印の方向にまっすぐ、真上に挙げましょう。

バーを斜め上に挙げてしま
うと、肩の前を痛めてしま
うので、必ずバーはまっす
ぐ、真上に挙げます。
この時お尻は、台につくか
つかないかぐらいでキープ
します。
100kg挙げた時のメニュー

私がベンチプレス100kg挙げた時のメニューを紹介します。
ベンチプレス
アップ
60kgを5レップ×1セット
70kgを3レップ×1セット
80kgを2レップ×1セット
メニュー
90kgを6~8レップ×4セット
90kgを6~8レップ挙げられるようになれば余裕で100kgを挙げることができます。
回数が下がっても重さは変えず、インターバルを長くとるようにしてください。

インターバルは約5分とる
ことをおすすめします。
90kgを6~8レップ挙げるには

私がベンチプレス100kg挙げるのに4年もかかった理由に、ベンチプレスだけをやりまくっていた失敗があったから。
筋トレ2年目から以下のメニューも加えることで、100kgを挙げるための筋出力を高めることができました。
インクラインダンベルプレス
インクラインベンチプレス(スミスマシン)
ダンベルフライ
インクラインダンベルプレス
24kgを8レップ~10レップ×3セット
インターバル約3分
インクラインベンチプレス(スミスマシン)
57kgを8レップ~10レップ×3セット
インターバル3分

スミスマシンのバーの重さは
約7kgなので、片方に20
kg+5kgずつセットする
と、57kgでトレーニング
できます。
ダンベルフライ
20kgを8レップ~10レップ×3セット
インターバル約3分
筋肥大におもきをおいたトレーニングなので回数は多めに設定。
すべて真似しろ、というわけではなく、ご自身に合うものをピックアップしていただく、または参考にするだけでもいいです。

疲労が溜まっていない状態
で、一番伸ばしたい種目を
行うほうがいいので、胸の
日はベンチプレスから行い
ましょう。
体内の水分量

皆さんは1日何リットルの水を飲んでいますか?
厚生労働省の「健康のために水を飲もう」推進運動によると、
1日の水分排出量
・尿や排便で1.6L
・呼吸や汗で0.9L
合計2.5L
水分摂取量
・食事から1L
・代謝で0.3L
上記により、最低でも1.2Lを飲料水で摂取することを勧めています。

意識しないと1.2Lの水
なんてのまないし、また、
水が筋トレにどのようにつ
ながるかいまいちピンとこ
ないですよね。
私が水の大切さに気付いたのが、クレアチンを飲んでいた時です。
クレアチンは、筋肉に水分をため込んで筋トレ時の出力を上げたりするサプリメントですが、その分便秘になったりするので、私の体には合いませんでした。
そこで、クレアチンの代わりに、水を1日2L以上飲むことを意識したら、クレアチンを飲んでいた時と変わらない出力を出すことができました。
また、前は重量が挙がったのに今日は挙げられないという、調子の浮き沈みがなくなりました。
今では、1Lのボトルを持ち歩いて、飲みきったら水道水を入れて飲むようにしています。
水の効果はすぐ感じられるので、皆さんも1日2L飲むように心がけてみて下さい。
肩の周りのインナーマッスルを鍛える
大胸筋のトレーニングばかり続けていると、肩が大胸筋の筋肉に引っ張られ、巻肩になる可能性があります。
巻肩になってしまうと綺麗なフォームを心がけようと、胸を張ろうとしても肩が前に出てしまい、大胸筋よりも、肩に重さがかかり、肩を痛めてしまいます。
巻肩を予防するためにはチューブを使ったトレーニングがおすすめ。
棘下筋(きょくかきん)トレーニング

棘下筋(きょくかきん)を鍛えることで、肩を後ろに引っ張てくれるのでチューブで鍛えていきます。

矢印の方向(後ろ)にチューブを50回程度引きます。
赤い線を軸に肩と肘を、体の横にまっすぐ伸ばし、肘から上でチューブを後ろに引きます。
肩から引かないようにしましょう。
小円筋(しょうえんきん)トレーニング

小円筋(しょうえんきん)は棘下筋の真下にある筋肉で、小円筋も鍛えることで肩を背中側に引っ張ってくれるので、チューブで鍛えていきます。

チューブを矢印の方向(前)に50回程度引いていきます。
チューブを後ろに引くときと同じで、赤い線を軸に、肩から肘をまっすぐ伸ばし、肘から上でチューブを前に引きます。
肩で引かないようにしましょう。
懸垂やロウイングのトレーニングで棘下筋や小円筋は鍛えられるのではないかと思いますが、
背中のトレーニングで主に動かしているのは広背筋や脊柱起立筋などの大きな筋肉です。
チューブトレーニングのいい所は、ピンポイントで小さな筋肉を鍛えることができること。
肩を痛めてから肩周りを鍛え始めては、巻肩を治すのに少し時間がかかってしまうので、
巻肩の予防として、肩周りのトレーニングを行って下さい。
エブリタイムベンチ

ベンチプレスを100kg挙げるのに必要なのは、体重を増やすことと、けがをせずに筋トレを続けることですが、
そうは言っても、筋トレ初心者の方は、できるだけ早くベンチプレスを挙げたいと思う方が大多数でしょう。
そこで、私がおすすめするトレーニングが、エブリタイムベンチです。
エブリタイムベンチはベンチプレスに慣れていない方にお勧めなトレーニング方法です。
エブリデイベンチとの違いは
・エブリデイベンチ→毎日ベンチプレスを行う
・エブリタイムベンチ→胸の日は毎回ベンチプレスを行う
この違いだけ。

エブリデイベンチは毎日ジム
に通わないといけないので、
現実的に不可能。
そこで、
内容
・大胸筋トレーニングを週2回取り入れる。
・大胸筋トレーニングを行う日は毎回ベンチプレスを種目に入れる。
・日によって強度設定を変える。
例えば
高強度の日~マックス90%の重さで、1~3レップを5セット
中強度の日~マックス80%の重さで、8~12レップを5セット
軽強度の日~マックス70%の重さで、10~15レップを5セット
しかし、強度を変えることでけがのリスクを低くしていますが、ベンチプレスは関節に負担がかかります、
エブリデイベンチの絶対条件として、フォームを完璧にして、どんなにきつくてもフォームを崩さないことを守ってください。
もう少しでマックス100kg行きそうな人向けメニュー

今の段階で、ベンチプレスのマックスが90kg~95kgの人におすすめのメニューをここで紹介します。
ベンチプレスをマックス90kg~95kgまで挙げられる人のほとんどが、ここで重量の更新が停滞してしまっている状態。
そこで、80kgから重さを変えずに、5セット行うようにしてください。
インターバルは疲れがとれたなと思うまで休んで大丈夫です。
インターバルを決めないのは、筋肥大が目的ではなく、筋出力を上げたいから。
レップ数をこなすためにもしっかり休みます。
また、筋肉に重量を覚えさせるために、レップ数が落ちても重さは変えません。
80kgが8レップ×3セット挙がるようになったら、90kgで5セット同じように行いましょう。
90kgが8レップ挙がる頃には100kgは余裕で挙がります。
RMだと80kgを10レップ、90kgを5レップ挙げると100kgが挙がる計算になりますが、
100kg挙げられる筋肉はあっても、それを使う神経が育っていないので、90kgを8回挙げるまで根気強くトレーニングを行いましょう。
結論
ベンチプレス100kg挙げることは筋トレを始めて最初の目標ですよね。
私はかなり粗いトレーニングメニューでベンチプレス100kgを挙げるのに4年かかりました。
その経験をもとに、今回の記事では最短で100kg挙げられるメニューを紹介しています。
筋トレ初心者の方は、基本フォームである、ケツの穴を締めてお腹をへこまし胸を張り、
肩甲骨を寄せ肩を下げるフォームを完璧にして、エブリタイムベンチでベンチプレスに慣れる。
もう少しで100kg挙がりそうだけど、重量が停滞している人は、重さを変えずに80kgを6~8レップ×5セットから
90kgを6~8レップ×5セット行う。
上記のメニューを皆様のトレーニングの引き出しとして知っていてもらい、トレーニングに変化をもたらしたいときに是非、行ってみてください。
この記事を最後まで読んだあなたは、必ずベンチプレス100kgを挙げられます。
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